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発酵と腐敗は紙一重?
2023年10月24日
私達の体の中には、約100兆個の微生物(常在菌)が存在しています。(常在菌とは、主に健康な人の身体に日常的に存在する微生物(細菌)をいいます)
体を作るとされている細胞の数は約37兆個なので、数だけ見ると微生物の方がはるかに多いという事がわかります。
いつから体内に微生物が存在するのかというと赤ちゃんの時からになり、赤ちゃんが産道を通る時にお母さんの微生物(細菌)をもらい受けて生まれてくるのです。
この時初めての微生物との出会いな訳です。
こんなに微生物がいてはたしてどのような役割をしているのでしょうか・・・?
※微生物とは、一般的に「小さい生物」という意味で、寄生虫・カビ・酵母・ウィルスなど多く種類があります。
人の体内で一番微生物が多い場所は腸内です。その腸内細菌(微生物)の代表は「乳酸菌」。乳酸菌はよく耳にする菌ですが、腸内の環境を整えて、悪玉菌の増殖を抑え、ビフィズス菌といった善玉菌を増やす働きをしています。
今回のテーマである『発行と腐敗は紙一重?』は、私達の体内にいるこのような微生物達が大きなカギとなるのです。
「発酵」とは、微生物の酵素によって物質が変化し、その結果人間にとって有益なものができること。
逆に、人間にとって有害な物質がつくられる現象のことを「腐敗」といいます。
酒造りをされていた『寺田 啓佐』さんの【微生物&発酵の力】という話を聞き、微生物が人間にもたらす力の凄さを知りました。微生物を大切にすることにより微生物は力を発揮し、発酵という私達にとってプラスになる働きをするのです。
どちらがいいかと言われたら、そりゃ発酵がいいですよね!?
では、体内で有益なものをつくってもらうにはどうしたらいいんでしょう?
それは【 自分だけが得しようと考えたり、人を妬んだり、嫌なもの、嫌いなものなどを排除しようとするのではなく、自分から歩みより考え過ぎないで自然に沿うこと 】が大切なのだそう。
お酒も同じ材料を使っているのに、作っている最中の想いの込め方で全く味が違うものに仕上がるのだそうです。
そう考えると、体内で生き続けている微生物も同じで、微生物に与える影響により発酵(プラス)にも腐敗(マイナス)にもなる!!ということです。
次回は、与える影響力の大切さ、凄さを面白い実験を使ってお話します☺