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内見があるのに決まらない?内見者が嫌がる3点とは
2024年03月22日
何度も内見があるのになかなか決まらず、長期空室になっている方いませんか?
賃料設定や諸条件など空室の要因は様々ですが、内見者が複数いても決まらない理由には代表的なものが3つあります。
この3つに該当すると空室はどんどん長引いていく可能性が極めて高くなるので、該当してしまっている方はすぐに対応しましょう。
①封水が切れて下水の臭いが充満している
長期空室に共通するのは「封水が切れて下水の臭いが充満している」ということです。
キッチンやトイレ、お風呂、室内洗濯機置場、洗面台などは排水と繋がっているため下水の悪臭が上がってくる可能性があります。
なぜそうなるのかというと、水回りの設備には「排水トラップ」と呼ばれるものがあり、そこに水が溜まることで、においの逆流を防いでくれています。
この悪臭の逆流を防ぐために溜まっている水のことを「封水(ふうすい)」と呼びます。
定期的に水を流していれば排水トラップには常時水が溜まり、悪臭の逆流を防いでくれますが、特に夏場は水が蒸発しやすいため数カ月水を流さずにいると封水が無くなり、下水の悪臭が充満していきます。
人の感情には『臭い』は大きな影響を与えます。
どんなに綺麗なお部屋でも、下水の悪臭が充満していると心理的抵抗が生まれて嫌がられてしまうため、せめて1ヵ月に1回は水を流すようにしましょう。
②排水トラップの封水が切れると、同時に発生する『コバエ』
コバエが排水部分から出てきて死骸が部屋中に散乱していると、当然内見した方は嫌な気分になると同時に「この部屋は虫がいっぱい出そうだからだからやめておこう」と避けられてしまいます。空室期間中は定期的に見に行って、死骸がないかチェックすることを怠らないようにしましょう。
③通電されておらず「まっくら」
空室期間は、電気代がもったいないのでクリーニングが終わったら解約してしまう方が多いと思いますが、
内見者からすると洗面所やお風呂・トイレ・キッチンなど水回りが暗いと良い印象は受けないですし、日当たりの悪い部屋は暗さが際立ってしまうため、かなりマイナスの印象を与えてしまいます。
空室期間の電気代よりも空室期間による無収入(空室損)の方がはるかに大きいため、必ず空室期間であっても内見者のために電気は通電させておくことをおススメします。
空室対策は「これだけやれば決まる!」という必殺技のようなものはなく、どうやったら問い合わせを増やせるのか?どうやったら内見者に気に入ってもらえるか?など考えながら、一つずつ成約するための可能性を積み上げていくことが重要です。
もし長期空室があって困っていて、しばらくお部屋に立ち入ったことがない大家さんは、まずは一度空室に足を運んでみましょう。