ホットアクション

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木造マンションが熱い!!

2024年02月02日

5階建「木造マンション」

マンションといえばSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)もしくはRC造(鉄筋コンクリート)が圧倒的多数であり、木造の共同住宅というとアパート・連棟型のタウンハウスやテラスハウスが一般的です。

木造アパートは、マンションよりも耐震性・耐久性・耐火性など劣るが、その分賃料が安いというイメージがあります。

しかし、2021年末から不動産ポータルサイトが一定の条件を満たしていれば「木造マンション」という区分で広告掲載を可能にしたため、広く知られることとなりました。

「木造マンション」と表記するには、【共同住宅であること】【3階建以上であること】に加え、住宅性能表示による住宅性能評価書の取得が必須、以下の等級条件を満たすことが求められています。

◎「劣化対策等級(構造躯体等)が等級3」かつ①もしくは②の等級・条件を満たすこと

①耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)が等級3であること

②耐火等級(延焼の恐れがある部分(開口部以外))が等級4もしくは耐火構造であること

しかし、木材で大きな建物を造る経験値は足りず、木造マンションがイメージにないユーザーも多いことから普及するにはなかなかハードルが高いのも事実です。

木造のメリットは、

・鉄骨やRC造よりも軽量で工事期間の短縮とコスト削減が可能

・国内の木材資源の活用によって国内林業の活性化

・日本の高温多湿な気候にも適応する快適性や柔らかさ

・香りによるリラックス効果

などがあげられます。

さらに上記の条件を満たしマンションと表示できるようになれば、高品質であることをアピールでき賃料も高く設定することもできます。

これからの新たな住宅のスタイルとして、またカーボン・ニュートラル実現の切り札として、木造マンションおよび木造オフィスビルなどが今後増えていくのではないでしょうか。